ラズパイのkaliを再インストールしたので、日本語入力が出来なくなったので、これを可能にする作業。
kali linuxの日本語化には、
- 日本語文字を入力可能にする
- GUIなどのメニュー表示を日本語化する
の2種類ありますが、今回は1の入力(Input Method)のみを日本語対応にしてみました。
< 2026/3/15 追記 >
2026年3月上旬にkali2026.1がリリースされました。どうもその辺りから(正確な日時は不明ですが)当記事記載の方法での日本語入力が不可能な状態になっています。
⚫️ 考えられる理由
日本語入力方式は、①IMEフレームワークと②日本語変換エンジンの2階建て構造となっています。
本稿では、①に ‘fcitx(fcitx4)’ 、②に ‘mozc’ を選択・設定しています。
<現在の主流の組み合わせ>
| ①IMEフレームワーク | ②変換エンジン | 評価 |
|---|---|---|
| fcitx5 | mozc | 推奨 |
| ibus | mozc | Ubuntu標準 |
| uim | anthy | 古い |
ところが上表にある通り ‘fcitx(4)’ が ‘fcitx5’ にバージョンアップされ、その結果古いバージョン ‘fcitx(4)’ がサポートされなくなったようです。
これが日本語入力が不可となった原因のようです。
⚫️ 対策
よって今後は① ‘fcitx5’ と② ‘fcitx5-mozc’ の新規インストール&設定が必要となりました。
① ‘fcitx5’ はインストール可能です。
sudo apt install fcitx5
ところが、
② ‘fcitx5-mozc’ の方は、Kaliが追従している ‘Debian testing’ で ‘mozc’ のビルド不整合が起き、現在このパッケージが削除されているためインストール不能となっています。
Kaliは、’Debian stable’ (安定系)ではなく、 ‘Debian testing’ (不安定系)をベースにしていることもあり、このようなことが時々起こるようです。
これは一時的な障害と思われます(希望的観測)ので、このままもう少し様子を見ようと思います。
< 2026年3月20日 追記 >
上記 ‘ibus’ + ‘mozc’ の組み合わせを試す為、 ‘ibus-mozc’ をインストールしようとしましたが、不可でした。
上記と同じ理由( ‘mozc’ のビルド不整合の影響)でインストール不可のようです。
‘mozc’ の代替の変換エンジンには ‘anthy’ を使用するしかないようです。
やはり待つ( ‘mozc’ がfixされるのを待つ)のが最善手かもです。
日本語パッケージのインストール
次の手順でインストールを行います
sudo apt update
sudo apt install -y task-japanese task-japanese-desktop

sudo apt install -y fcitx-mozc

Input Methodの選択
kali ー Settings からキーボードマークの方のInput Methodを選択します。

次の画面は ” OK “

次の画面では ” Yes ” とします。(推奨は ” No ” となっていますが、あえて ” Yes ” )

次の画面で ” fcitx ” を選択します。

” OK ” の後、再起動します。
Input Methodの設定
再起動したら、kali ー Settings ー Fcitx Configurationを選択します。

次のダイアログで、Input Methodタブから、左下の ” + ” を押し、

次のダイアログで、最下段の ” Only Show Current Language ” のチェックを外した上で、その上欄を下方にスクロールして、 ” Keyboard-Japanese ” と ” Mozc ” を順次選択して追加していきます。
下図は ” Mozc ” を追加するところ

Input Methodタブから、左下の ” – ” を押し、 ” Keyboard-English(US) ” は削除します。(選択したのちに、左下の ” ー ” を押します)
結果、Input Methodタブには下図の2つとなります。( ” Keyboard-Japanese ” と ” Mozc ” )

次に、Global Configタブにて、Trigger Input Methodの欄が、英字とかなの切り替えキーの設定となります。
デフォルトでは、 ” Ctrl + Space ” キーが設定されています。
隣のEmptyボタンを押すと、追加でもう一つ別に切り替えキーの設定が出来ます。(追加作業は切り替えキーにしたいキーを押すことで登録できます)

以上で作業は終了です。
結果
テキストエディタ上では、英字かな変換キー( ” Ctrl + space ” )を押すと2行目以下のように日本語が入力できます。

以後は、「半角/全角」キー(左上隅:Escキーの下)で、日本語モードと英字モードを往復できます。
キーボードの設定とキー配列について
キーボードの設定
キーボードの設定は、kali ー Settings ー Keyboardから行います

” Layout ” タブでは下図の通りにしています。(日本語キーボードは追加していません)

なお今回使用しているキーボードはBuffalo BSKBW125SBKです。
(参考)
もしも下図のように日本語キーボードを追加設定した場合、カナ入力モードから抜けられなくなってしまうことがあるので要注意です。

↑ これはNGです。
キーボードのキー配列
参考までに下記にキーボードのキーを押した時に出る文字を示します。
英字モードの時

キーボードのキー表示との違いは1カ所あり、最上段右端の ” ¥ ” キーの出力結果が ” \ ” となっています。
英字モード Shift の時

キーボードのキー表示との違いは1カ所あり、最上段右から4つ目の ” (なし) ” キーの出力結果が ” ~ ” になっています。
かなモード時

キーボードのキー表示との違いは1カ所あり、最下段右端の ” \ ” キーの出力結果が ” ¥ ” になっています。
かなモード Shift の時

キーボードのキー表示との違いは1カ所あり、最上段右から4つ目の ” (なし) ” キーの出力結果が ” 〜 ” になっています。
結論
キーボード表示に相違がある場所は以下の4カ所でした。
英字モード:
- 最上段右端:キー表示は ” ¥ ” →出力は ” \ “:この結果 ” \ “が2ヶ所、” ¥ ” は0ヶ所となります
- (Shift時)最上段右から4つ目:キー表示 ” なし ” → 出力 ” ~ “
かなモード:
- 最下段右端:キー表示は ” \ ” →出力は ” ¥ “:この結果 ” ¥ “が2ヶ所、” \ ” は0ヶ所となります
- (Shift時)最上段右から4つ目:キー表示 ” なし ” → 出力 ” 〜 “
まとめ
kaliの日本語入力が可能となる方法についての解説でした。
2025/3/31 追記)日本語の表示設定についてはこちら


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