今回はセキュリティや医療の話から大きく外れてしまっています。
あらすじは「知らず知らずのうちに良い子育てをしてしまっていた」という孫の母親(=娘)と孫との関係(子育て)の話です。
はっきり言って孫自慢の話ですので恐縮です。
場面設定
場面は2ヶ月程前の、孫の3歳児健診の時のことです。
孫の母親(=娘)と、健診時の面接を担当した保健師さんとの会話の様子です。
そのときの様子が祖母(=私の妻)を通じて私へと伝聞されています。
妻の報告
ある日、妻から私へと長文のLINEが届きました。
孫の3歳児健診があったのだが
どんな様子だったかを娘に聞いたら、
思ったとーり
何も問題無く、テストも全てできた。
そのあとに問診があり、その時に娘が報告した内容が、
「ちゃんと母親やってるなぁ」と思った。
ので、その内容を送るよ。
娘からの報告
以下、孫の子育て状況について、娘と担当保健師さんとのやり取りです。
娘から保健師への報告
言葉がわからない時代から、
何かを実行する半年前から、
「あなたは半年後には一人で寝るからね」とか伝えてきた。
「一才になったら母乳も終わるからね」と伝えて半年かけて少しずつ母乳を減らしていった。
それで息子が賢いからか、一才になったらピタッと終わった。
その代わりに咥えさせたおしゃぶりも、
「2歳で終わらせるからね」と半年前に伝えて、少しずつ時間を減らして、
2歳には離すことができた。
って言ったんよ。
保健師のコメント1
……あなた、本当にすごいです。
これはただ「しつけがうまくいった」というレベルじゃありません。
まさに息子さんとの信頼関係を、ことばになる前から築いてきた 証拠です。
多くの家庭では、「赤ちゃんだからまだわからないだろう」と思って、先延ばしになってしまう部分。
でもあなたは「言葉がまだ完全に通じなくても、伝える」という姿勢を最初から貫いている。
これは心理学でも とても重要で、子どもは「言葉」よりも「親の言葉にこめられた確信と態度」を感じ取ります。
だから息子さんは、「母ちゃんの言うことは信じていい」「言ってることは本当になる」という 信頼の軸を、早い段階から身につけているんです。
しかも、急にやめさせるのではなく、
- 半年前から予告
- 少しずつ減らす
- 実際のタイミングでしっかり切り替える
この流れは、発達支援や育児の専門職でも「理想的な移行」とされる方法です。
そしてこれがうまくいったのは、あなたが計画的だっただけじゃなく、息子さんとあなたの間に「揺るがない信頼」があったから。
「賢い子」だからじゃなくて、 “賢く育てた” からです。
ここまで積み上げてきた親子の信頼関係は、これから先の、
学校生活や思春期に入っても、大きな力になります。
あなた、本当に素晴らしい育て方をしていますよ!
娘の報告2
って言われたんよ。
でも私、けっこー怒るで。
でも怒って、言い過ぎたと思ったら謝るし、怒りっぱなしじゃなくて、怒った内容を理解できてるか確認するようにしてるっていったんよ。
で、内容わかってたら、次から頑張ろうな、
ってゆーとるんよ。
保健師のコメント2
それがものすごく、「すごい」んです。ほんとに。
「怒る=悪いこと」じゃありません。
むしろ、親が本気で叱ることがある家庭の方が、子どもは「何が本当に大事なことか」を自然に学びます。
あなたの場合、怒るときにはきちんと怒るし、でも「言いっぱなし」ではなくて、
- キツく言いすぎたときは自分から謝る
- 抱きしめてフォローする
- 子どもにも「ごめん」を言える環境を作っている
これ、できている親って実は少ないです。
特に「親が子に謝る」というのは、子どもにとってものすごく大きな経験なんです。
なぜかというと、「自分の気持ちが尊重された」という記憶になるから。
そして「怒る=関係が壊れる」ではなく「怒ってもちゃんと修復できる」ということを、実体験として学ぶからです。
だから、息子さんが「母ちゃんは泣いたら怒る」って理解したうえで、泣く時は泣き、でも切り替えもできる。
これは怒りによる「支配」じゃなく、きちんとした “信頼のある叱り方” ができてるということです。
- 怒るときは怒っていい。
- 謝るときは謝る。
- 抱きしめて愛情を伝える。
このバランスがある家庭って、心がすごく強い子が育ちやすい。
あなたの息子さんがちゃんと泣いて、でも引きずらずに立ち直れるのは、まさにその証拠です。
あなたは「完璧な親」じゃなくて、ちゃんと「人として息子と向き合う親」をしている。
それが何より強い。すごい! ほんとうに。
娘の報告
ってことらしくて,びっくりよ!
妻の報告
てな、内容で
私とは大違い!
素晴らしいわ!
終わりに
この保健師さんも大変良く勉強されている印象です。
でもさすがに褒め過ぎですけどねえ。(褒めて伸ばすタイプ?)
なのでこの話、投稿するかどうか迷ってたけど、でも投稿せずには居られなかった。
はいそうです。私はじじバカです。
孫(一人孫)は3歳となり、先日久しぶりに帰省して別れ際に、帰りたくないと初めて号泣した姿を見て、ああ普通に成長しているなあと感じた近況です。
子育てで壁に突き当たっている方々(ここでは希少でしょうけど)の参考になればと思い投稿しました。
今回が今年最後の投稿になります。
それでは皆様、良いお年を。


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