帯状疱疹ワクチン

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今回は医療モノ、ワクチンの話です。

2025年7月と9月の2回、表記ワクチンを打ったのでその報告。

いつものようにワクチン推奨の話です。

なお、50才以下の人はあまり関係ないです。

病気について

1つのウイルスが2種類の病気を引き起こすのでややこしいですが、水痘(水疱瘡)帯状疱疹は同じ病原体(HZV)による感染症です。

初回感染は水疱瘡となり、2回目以降は帯状疱疹となります。

回数病型
初回感染水疱瘡
2回目〜(再活性化)帯状疱疹

なぜそうなるかというと、初回感染が治癒した時にウイルスが完全に排除されずに神経に潜伏しており、これが後日、免疫状態の低下により再活性化して帯状疱疹という形で発病するからす。

水痘

いわゆる「水ぼうそう」のこと。小児の間で流行ります。

私も小学生の頃に罹患したのを覚えています。

現在では水痘ワクチンにより予防出来ます。

帯状疱疹

小児期に水痘に罹患した人の神経にはウイルスが潜んでおり、免疫力が弱まる高齢時などに再活性化して帯状疱疹として発病します。

体の左右どちらか半分に神経に沿って帯状に発疹と痛みが出ます。

PHN

帯状疱疹の後遺症の中で発生頻度が高く厄介なのが、治った後にも残る神経痛です。

これをPHN(Postherpetic Neuralgia)と言います。

これは痛いらしいです。しかも下手すれば一生痛みが続きます。

なりたくはない後遺症です。

帯状疱疹の治療薬

効果の高い抗ウイルス薬の飲み薬と注射があります。

元々の体調がよほどの重症免疫不全でなければ、薬で治癒します。

但し後遺症のPHNが大きな問題です。

ワクチン

帯状疱疹ワクチンは帯状疱疹の発症予防の為に接種しますが、その主な目的はPHNの予防にあります。

帯状疱疹そのものよりも、その後遺症のPHNの方が怖いわけです。(一生続くので)

で、今回私もPHNの予防目的でワクチンを打ちました。

ワクチンの種類は2種類あります。

前述の小児用ワクチンが大人でも使えます。接種回数は1回で、しかも安い。

もう1種類は、高性能(予防効果が高い)な代わりに値段も高い、しかも2回打ちです。

今回は性能の高い(値段も高い)ワクチンにしました。

ワクチンの副作用(有害事象)の経験

注射部位の痛みと腫れが3日程度続きました。それ以外は何の副作用もありませんでした。

妻もほぼ同じ症状でした。

2回目接種の時の方が副作用が少し強かった気がします。

まとめ

このワクチンは条件によっては自治体から補助が出ることがあります。

ですがこの補助額は自分の住んでいる自治体によって大きく違います。

ウチの自治体は補助額が少ないので自己負担が結構高くつきました。

まあ、それが理由で引っ越しするほどの差ではありませんが。

一生痛みに苦しむPHNにならないメリットを考えるとコスパは高いと思ってます。

心筋炎について

余談となりますが、ワクチンの有害事象には一般的に心筋炎(突然死の原因)があります。

最近薬剤による心筋炎・心膜炎の発生確率の論文が韓国から出ました。[ Sci Rep (2025; 15; 28849) ]

これによると、薬剤と心筋炎の関係は、

順位薬剤ROR(*)
1天然痘ワクチン103.62(92.53〜116.05)
2クロザピン73.04(70.96〜75.18)
3メサラジン47.44(42.09〜52.36)
4新型コロナワクチン38.30(37.34〜39.29)
5イピリムマブ32.03(28.78〜35.64)
6ニボルマブ26.22(24.34〜28.23)
7ペムブロリズマブ25.53(23.62〜27.59)
8バルプロ酸3.29(2.86〜3.79)
9インフルエンザワクチン2.34(2.05〜2.66)
10メトロニダゾール1.08(0.91〜1.27)

*ROR: 報告オッズ比: 値が1から大きくなるほど有害事象の発生率が高い。

新型コロナワクチンは38倍で、ワクチンの中では事実上、堂々の1位です。

新型コロナワクチン導入後に、特に若い人の間で大勢の突然死(おそらく心筋炎による突然死)が出たことも頷けます。

新型コロナワクチンは緊急事態が終了した現在、早急に使用禁止にして欲しいものです。間違えて打ってしまう人を出さないためにも。

帯状疱疹ワクチンは新しいのでおそらくまだ十分な報告が集まっていません(のでこのランキング表にはありません)

最後に、私は新型コロナワクチン以外のワクチンは全て推奨の立場です。新型コロナワクチンのみ反対です。

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