Wi-FiアダプタのParrotでの動作検証

parrot

外付アダプタAWUS036ACU(ALFA802.11ac AC1200 MU-MIMO USBアダプタ)のParrotでの動作検証です。

今回はParrotでのmanaged modeでの動作検証です。

managed modeとは通常の無線LAN子機としての動作モードです。

Parrot on Raspberry pi 4Bでの動作検証

OSのバージョンは6.0で、 カーネルは5.10.92-v8+です。

lsb_release

ALFAのサポートページの動作確認欄ではparrotの情報はありません。

ALFA

ドライバのインストール

このページにドライバのインストールガイドがありますが、生憎Parrot用は有りません。

よってDebianに準じてインストールを進めていきます。

Debian

最後に注意書きとして、ドライバをインストール後に外付アダプタを抜き差ししろと書かれています。

準備

1 ターミナルを開き

2 下記コマンドで ” dkms ” をまずインストール

apt update

途中の ” || ” は前のコマンド(which dkms:dkmsを自分の中から見つけてくる)が失敗すれば、後のコマンド(sudo apt install dkms:dkmsをネットから探してきてインストールする)を実行しろ、という意味です。

which dkms

dkmsを持っていなかったので、外から呼び込んで無事インストールされました。

” rfkill ” は既に持っているとの表示です。(なので改めてインストールはしない)

which rfkill

” git ” も既に持っているので、改めてインストールしません。

which git

以上で準備は終わりです。

ドライバのダウンロード

githubの所定の場所からアダプタのドライバをダウンロードします。

git clone

ドライバのインストール

ドライバをダウンロードした場所まで行って

インストーラーを実行します。(インストーラーは実行型のシェルスクリプトになっています)

install driver

ところが、インストールするには ” bc ” というプログラムが足りないので、それを先にインストールするようお達しがありました。

” bc ” は数値計算コマンドです。

というわけで、「bcを探して、見つからなければインストールして」とのコマンドを実行。

which bc

無事 ” bc ” のインストールが終わりました。

その後ドライバインストールに再挑戦。

今度は無事インストールに成功しました。(少し時間がかかりました。)

ドライバの存在確認

‘ uname -r ‘ の所にはカーネルのバージョンが入ります。

uname -r コマンドでカーネルのバージョンを確認し、それが ” 5.10.92-v8+ “でしたのでこれを ” ‘uname -r’ ” の所に代入して、

uname

検索にヒットしたので、ドライバの存在が確認できました。

或いは下記コマンドでも行けます。

find /lib/modules/

ここで外付アダプタを抜き差しです!

ルータとの接続

まずは普通にアクセスポイント(ルータ)と接続してみます。

ちなみにルータはBuffaloのWSR-3200AX4Bです。

外付アダプタをUSBポートから抜き差しするとインジケーターランプが点滅を始めました。どうやら認識されているようです。

ALFA adaptor

画面右上のWi-Fiマークをクリックすると、認識されているデバイスが増えています。

wifi

下段(Realtek RTL88x2bu)が外付アダプタですので、その段のAvailable networksから接続する電波を選びます。

無事接続できました。

wifi

ダブル接続でスピードを測ると

speed

ここ(職場)はあまり電波状況が良くないです。(建物の端っこで電波が弱い)

ネットワーク状態の検証

wlan0(内蔵アダプタ)、wlan1(外付アダプタ)ともIPアドレスを貰っています。

ip a

wlan1、wlan0ともmanagedモードであり、電波に接続されています。

iw dev

まとめ

外付アダプタAWUS036ACU(ALFA802.11ac AC1200 MU0MIMO USBアダプタの、Parrot OS Security Edition 6.0 on Raspberry Pi 4Bでの無線LAN使用は可能でした。

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