kali linux のアップグレード作業

Kalilinux
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今回はkali linuxで継続的に行うアップグレードのメンテナンスについて

kali linuxはローリングアップデートという仕組みで日々更新され続けています。

なので、まめな更新作業が必要です

A 習慣的に行う作業

日常的なメンテのコマンド
  1. sudo apt update
  2. sudo apt upgrade
  3. sudo apt autoremove

ターミナルから上記3行を順に入力して作業します

コマンドを簡単に説明すると、

最初のsudoは、一般ユーザーが管理者に成り代わって行うという宣言

次のapt ( Advanced Pakage Tool の略) はソフトウェア同士の依存関係を考慮に入れた統合パッケージ管理コマンド

3フレーズ目のupdate は既存のソフトウェアのうちアップデート可能な情報を探してくる作業(情報のみのダウンロード)

 upgradeはそれを実行する作業(ソフトウェア本体のダウンロードとインストール)

 autoremoveは、(依存関係から外れて)不要になったパッケージの削除

この3作業を定期的に(例えば毎日とか毎週とか)行います。

B 時々行う作業

時々行うメンテのコマンド
  1. sudo apt update
  2. sudo apt install -y kali-linux-large
  3. sudo apt full-upgrade -y

2のkali-linux-largeは拡張パッケージです。これをインストールします

3は、年4回のディストリビューション更新時のアップグレード

2025年3月9日追記

 ローカルリポジトリ内の不要となったパッケージファイルを削除するコマンドです。

これも時々行ったほうが良いようです。

1年ぶりくらいにこのコマンドを入力すると、数百のゴミが貯まっていました。

ゴミ箱を空にする作業のイメージみたいです。

どのくらいの間隔でメンテすればいいの?

特におすすめの間隔というのはないようですが、kali自体はほぼ毎日更新されているようです(ローリングアップデート)

私はターミナルに慣れる意味で頻繁に更新しています

kali linuxは年4回ディストリビューション更新を行なっていますので、3ヶ月経つと次の更新が来てバージョン番号が上がります

kali linuxのバージョンを知る方法

cat /etc/os-release でosのバージョン情報を見ることができます

os確認

VERSION= ” 2023.1 ” となっており、2023年の4回のメジャーアップデートバージョンのうちの1回目(冬版:概ね2月頃)となっています

又は、下記コマンドで ” VERSION ” の行を抜き出して表示させます。

grep VERSION /etc/os-release

202x.2が春版(概ね5月)、202x.3が夏版(概ね8月)、202x.4(概ね11月)が秋版となります。

まとめ

kali linuxのアップデートの方法と、バージョンの確認の仕方でした

余談

(2024/12/12追記)

parrotは最近は、アップデートのお知らせをしてくれるようになっており、その通知に従えばアップデートが出来ます。

kaliもそうなってくれないかしら。

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