フィッシングメール報告その9

Security

フィッシングメール9種類目が来ましたので、その報告

ちなみにこれまでのフィッシングメールは全て迷惑メールに振分られています。

メール本文

今回は三井住友カード編です。

phishing mail 9

日本語としては大分洗練されてきている感じですが、やはり自動翻訳の感じが抜けきれていません。

chat GPTは使っていないのかしら。

フィッシングサイト

下記に ” https:// ” をつけたものです

acsupp-sumiltomo-mitsui.com/r/7JeDjvl

” sumi ” と ” tomo ” の間に、 ” l ” が入っていることに注目

shodan

早速shodanで調べてみると、ドイツのフランクフルトにサーバーがあるようです。

shodan

Censys

censysでもやはりドイツ・フランクフルト。

censys

三井住友カードのサイト

最近フィッシングメールが増えていますので、三井住友カードではしっかりと注意喚起がされています。

弊社を装った不審なメールやSMSにご注意ください|三井住友カード
弊社の名を騙るフィッシング詐欺・不審メール事例をご紹介しております。不審なメールやSMSを受け取った場合はこちらをご確認ください。

spiderfootによる分析

それでは例によってこのフィッシングサイトを肴にしてみましょう。

今回は ” spiderfoot ” を使用してみます。

spiderfootの起動

kali ー 01-Information Gathering ー OSINT Analysis ー spiderfoot

( kali ー 01-Information Gathering ー spiderfoot でも可 )

spiderfoot

ヘルプ画面が表示されます

spiderfoot help

下準備

しかし実は上の起動作業は特に必須ではなく、次の作業を行えば準備完了となります。

spiderfoot -l 127.0.0.1:5001

上記は、これから行うスキャン結果をどこに保存しておくかを決定するコマンドです。

” 127.0.0.1 ” は自分自身、つまり自分自身に保存しておくという意味です。他に適当な保存場所(サーバー)があればそこを指定しても可です。5001はポート番号です。

スキャン実行

ブラウザを立ち上げて、 ” 127.0.0.1:5001 ” とURLを指定します。

spiderfootのページが出ますので、 ” New Scan ” タブを選択して、 ” Scan Name ” と ” Scan Target ” に入力します。

前者はこのスキャンを表す適当な名前、後者はIPアドレス(又はドメイン名)です。

spiderfoot new scan

入力が終わったら下段の ” Run Scan Now ” をクリックします。

スキャン結果

この度は ” Phishing9 ” と名付けました。2分ほどでスキャンが終わり、結果はこのように棒グラフでサマリーが出ます。

spiderfoot summery

棒グラフの棒の数は12本。 ” Browse ” ボタンでその12項目の詳細が表示されます。

spiderfoot browse

項目名をクリックするとその詳細が表示されます。

下記は8項目目の ” physical location (物理的な場所)” を表示したものです。

spiderfoot physical location

こちらによれば、サーバーの場所はドイツ・ホムベルク(フランクフルトから北北東115km)となっています。

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